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第9回 僧伽カフェ
日時 平成24年12月1日(土)
開場:PM2:30 開演:PM3:00〜5:00
場所 アートホテルズ札幌1階 「シンフォニー」 
札幌市中央区南9条西2丁目 地図
地下鉄南北線中島公園駅より徒歩2分
地下鉄東豊線豊水すすきの駅より徒歩5分
会費 1000円(ワンドリンク付き)

メニュー
谷 龍嗣 師 「温かなその手」
  〜東日本大震災での教え子との再会〜
船橋 潤子さん ヴァイオリンミニ演奏会
ゲストピアニスト:鈴木真由美さん
『愛のあいさつ』「情熱大陸』「川の流れのように』他
フリートーク 佐野俊也 「寄りそう」「伝える」「支えあう」
◆谷 龍嗣◆  谷龍山 天総寺 副住職 増毛町
増毛町生まれ。駒澤大学仏教学部禅学科を卒業後、曹洞宗大本山総持寺にて修行。27歳で帰郷。
現在、天総寺副住職・曹洞宗青少年教化員。道内の学校を中心に吹奏楽やマーチングの講師を務め、青少年健全育成を積極的に行っている。また、4年前にオロロンラインミュージックサポートクラブを設立し、全国各地で『クリーン電力』を使った各種チャリティーコンサートを推進している。
◆船橋 潤子◆ バイオリン奏者
広島県広島市出身。相愛大学音楽学部卒業後、プラハ音楽院(チェコ共和国)にてソロ、室内楽を学ぶ。帰国後は、広島交響楽団の客演を定期的に務めるほか、フリーのバイオリニストとして各地の様々なシーンで演奏活動を展開。
2010年より北海道に移り、留萌市では地域密着型の演奏会に積極的に参加。札幌交響楽団の客演ほか、新たな世界で音楽畑を開拓中。
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第9回の僧伽カフェは、札幌市中央区、アートホテルズ札幌 カフェ『シンフォニー』にて開催されました。この会場では昨年に続き2回目。この日は貸切りでしたが、もちろん一般のお客様にも開放しています。
進行は古平町禅源寺の秋田修孝様、若々しいエネルギーで、準備の時間から走り回っておられました。
初めに、佐野住職から短い挨拶がありました。
お話は増毛町天総寺 副住職の谷 龍嗣様。東日本大震災の復興のため、被災地の学校に楽器を贈る活動とその後の交流のお話から始まりました。留萌高校の吹奏楽部を指導していた時の教え子に会いに、被災地を訪ねた時のお話もして下さいました。被災地の方々は「忘れられるのが怖い」と言っていたそうです。被災地への思いと支援を続けていく事だ大切、と結ばれました。
続いて、ヴァイオリンとピアノの演奏です。ヴァイオリニストの船橋 潤子さん、ピアニストの鈴木真由美さんが紹介されました。
『愛のあいさつ』の後、『世界の車窓から』・・・“音楽で世界を旅する”というテーマで演奏されました。『白鳥』でフランス訪れ、『カノン』でドイツを通過し・・・・・最後は日本に戻り『情熱大陸』・・・。クラッシック音楽に馴染みのない人でも、耳にしたことのある曲ばかりを弾いてくださったので、皆さんが楽しむことができたと思います。
演奏だけではなく、トークでも楽しませてくださいました。東日本大震災の被災者支援のために、被災地で生まれ育った木材でヴァイオリンを製作し、賛同する仲間たちがそのヴァイオリンを弾き繋いでいく「千の音色でつなぐ絆」のお話もしてくださいました。ありがとうございました。

休憩の後、フリートークの時間です。
ご参加の方々に予め記入していただいたアンケートからいくつかのテーマが選ばれ、谷様、秋田様、伊達市からかけつけてくださった奥村様がそれぞれについてお話してくださいました。
「ご先祖様の供養」というテーマから、命の繋がりのお話へ・・・。
「仏教の始まり」「仏教が大切にしている事」等のテーマで内容の深いものとなりました。
短い時間内の事でもあり、佐野住職は
「聞き足りないと感じた方は、個別にいつでもお話をお聞きします・・」
と言って下さり、閉会となりました。

ご参加の皆様が帰られる時、佐野住職は初老の女性の方に挨拶頂いたそうです。
「手術を、受けにきました。明日入院です。ホテルに泊まるのですが、チラシを見て参加しました。温かいものをもらって、勇気がでました」と。

ご参加の皆様、ご出演の皆様、ありがとうございました。